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2007年05月 アーカイブ

2007年05月01日

【モチベーション経営のヒント】忠臣蔵に見る組織のあり方

忠臣蔵IN明治座

 先日、私どもで関与させていただいている俳優の方が主演されている
「忠臣蔵」の舞台を観劇させていただきました。普段テレビでしか見ることのない
スター俳優の皆さんの迫力ある演技に圧倒されます。泣き笑いを随所に散りば
めた豪華な舞台をたっぷり堪能させていただきました。
でも、ただ感動しているだけではもったいないので舞台を見ながらちょっと気付いた
経営のヒントをご紹介したいと思います。


四十七士は全赤穂藩士の15%

討ち入りを果たした赤穂浪士は、全藩士数の約15%です。世の中には20対80の
法則などとやる気のある従業員の割合を示したものがありますが、江戸時代においても
組織の目標に共感して行動するスタッフの割合が20%に満たないというのは興味深い
事象です。逆に言うと10人のスタッフのうち1人は経営者の方針に共感してもらえると
いうことです。その積極的な1人をまず見つけて、一緒に他の9人を引っ張って行きましょう。


大義は人を動かす

赤穂浪士の大義は主君の仇討ちです。これは武士の本分でもありますが、組織で言うと
経営理念と同じです。人は邪まな動機では付いて来てくれません。赤穂浪士がベクトルを
合わせ共に行動したのはこの大義が正しい筋道であったということです。
経営にとって何の旗印を掲げるかはとても重要な要素です。経営理念は何のために創る
のかと質問されれば「あなたの根っこの考え」を公表し共感してもらうためとお答えしてい
ます。要は判断に困ったときに立ち戻ることができる根拠となるものです。お客様第一なら
すべての行動はお客様優先に考えます。スタッフは迷うことなくこの理念のもとに行動が
できます。この経営理念は社長を含めすべてのスタッフが従わなければならない法律の
ようなものです。従って、社長がこの理念に乖離した行動を取った場合には、法律違反と
してスタッフからも指摘注意される組織でなくてはいけません。ゆえに経営理念は人を動
かす理由付けになるのです。


挙げるは吉良の首一つ

赤穂浪士の目的は吉良の首を取ることです。非常に明瞭で具体的な目標です。
誰もがゴールのイメージを共有することができます。
経営の目標を設定するのは社長の仕事です。その目標に向かってスタッフにも共に動い
てもらうには、まず目標の周知徹底が必要です。そして、その内容がスタッフにもイメージ
できるようになるまで、分かりやすい言葉で何回も繰り返し浸透させることが大事です。
行動がなされていないことをスタッフの能力不足と否定せずに、どうしたらよいか迷っている
スタッフが集中して行動できるようなキャッチコピーを考えてあげましょう。


最後まで私に付いて来てくれて・・・

舞台では大石内蔵助が討ち入り後に浪士一同に向かって頭を下げます。不肖の私に命
を預け共に付いて来てくれた事に感謝をする場面です。リーダーがいくら優秀でも1人では
何もできません。成果を出すためには周りの協力者にいかに一肌脱いでもらえるかが肝心
です。そして、大義ある目標に向かって日々努力している姿にサポーターがついてきます。
脇役がいるからこそ主役が光るように、組織を支えてくれているスタッフがいればこそ経営
者は表舞台で活躍できるのです。「成功はおかげさま失敗は身から出たさび」と謙虚に
行きましょう。