« 2007年05月 | メイン | 2007年08月 »

2007年06月 アーカイブ

2007年06月12日

【モチベーション経営のヒント】企業における派閥の是非

 今国会の議論は熱いです。与党と野党が激しくぶつかり合っています。国政の基本は民の安寧を守ることにあります。お互いの発言の揚げ足を取ったり相手の意見を否定することに終始せず、お互いの見解を総合して目的を達成して欲しいものです。


企業内部の与党と野党

 企業の中には専務派対常務派や創業者派対後継者派などいろいろな派閥ができます。それぞれの目指すゴールが地位や権力の場合、(相手を蹴落とさないと手に入らないものだと信じ競争する結果、)必然的に生まれ出るものです。

 地位と権力に意識が集中すると醜い派閥争いに発展しますが、「良い製品を創るためにどうするか?」といった事業を発展させ得る議論においては、意見の異なる派閥は有益に機能します。お互いに見えていない視点を気付かせ補完しあうことにより、今まで以上に優れた製品を生み出すことができます。

 もし、派閥ができて社内がバラバラになっていると感じているなら、今までにない大きな目標を打ち出すことが必要です。要は一つの方向にベクトルを合わせることです。できれば、新しくてチャレンジフルな目標を掲げたいものです。


派閥のメリット

 私が考える派閥の一番の効用は「組織の粛清」機能だと思います。企業のトップが法令違反等で失脚した場合でも、そのトップに全くつながりのない派閥からトップを据えることにより、不祥事関係者一切の切り離しで企業を再出発させることができます。企業存続のための一つのリスクヘッジとして効果的です。もちろん、相手の失脚を想定しただけの派閥作りは論外ですが。


派閥はない方がいいです
 
 「私達の方が正しい」、「私達の方が良く出来ている」と自分たちのことを他人から認めて欲しくて派閥を作ります。組織内で尊敬され一目置かれることは、とても自尊心を満足させることになりますが、それに酔ってしまうと自己愛に溺れ、つつしみが消えてしまいます。派閥は企業の発展を推進し事業の成果を挙げるために行動しなくてはいけません。派閥を作り守ることが目的ではなく、派閥は企業発展の目的の単なる手段です。組織はその時に応じ最善の策をとることが大事で、派閥としての提言は必要ありません。それぞれの個人が自分の立場で意見を出し合う風土があれば派閥はいりません。

 経営者は事業の成果を挙げるために何をすれば良いかを考えることが仕事です。簡単に言えば、お客様にどうしたらもっと喜んでもらえるかを考えることです。自分の地位と権力を考えているような人達は、正しいことより経営者に気に入られるようなことをします。耳に心地よい声ばかりが聞こえ出したら要注意です。周りは単なるイエスマンか虎視眈々とあなたの地位を狙う人ばかりになっているかもしれませんよ。