【モチベーション経営のヒント】社員を見れば経営者がわかる
私は選挙速報が大好きで、先日の参院選も午後8時からあちこちのチャンネルを回しながら見ておりました。各TV局によって当確数が違うことに「当確の基準はどうなっているんや」と首をかしげ、開票率0%なのに当確が出ることに「やる前から結果がわかってんのか」と独りでTVに向かってツッコンでおりました。
今回の選挙は野党の躍進という結果に終わりましたが、与党も野党も内向きのパワーゲームに囚われないで、すべてのパワーを国民の成長とハッピーを実現するために使って欲しいと願っています。
魔法は教えない
「節税方法にウルトラCというものはありません。」
と申し上げても、「何かあるでしょう」と簡単には納得されないお客様がいらっしゃいます。
そんなお客様向けに、実を言うと節税のウルトラCはあります。
「家族皆さんで香港へ移住してください」
「南太平洋にある小国に会社を設立して事業活動を移管してください」
「友人を集めてLLPを設立後、航空機を購入して航空会社に賃貸してください」等々。
このように申し上げて、「それやってみるよ!」とおっしゃった方はいらっしゃいません。論理的には可能ですが、実現の可能性は極めて薄いものですから。形式だけを揃えようとしても「租税回避行為」と認定され脱税行為とみなされてしまいます。節税というものは、糸を紡いで太い縄を作るように地道にコツコツと取り組むことが最善の策になります。一発逆転の大きな策を用いるとかえって失敗するものです。
とはいえ、光と闇が相対で存在するように、節税方法を知れば知るほど抜け道の方法もどんどん分かってきます。「じゃ、その方法を教えてくださいよ」とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが・・・。
昔読んだ本の中で、どうしても最終試験に受からず、魔法許可証である魔法の剣がもらえない修行中の魔法使いの話がありました。実力があるのに何故試験に受からないのか、本人はさっぱりわかりません。しかし、魔法は私利私欲のためではなく他人の幸福のためだけに使うものだということに気付いた時、その手の中に魔法の剣が現れたというお話でした。
抜け道は使用方法を誤るとその人のみならず周りの人々も不幸にします。したがって、抜け道を知っていても決して使わない人だけにそっとお教えすることにしています。でも、正しい使用方法を知っていらっしゃる方は、逆に教えてくれとは言ってこられないのです。
投影の法則
事業を経営していくなかでスタッフをどう成長させていくかは、経営者の方針で決まります。ガミガミとプレッシャーをかけて能力を引き出すやり方もあれば、“褒めてやらねば人は育たじ”と、見守りながら能力を引き出すやり方もあるでしょう。プレッシャーは短期的には効果はありますが、長期においては精神を疲弊させます。褒めていくことが慢心や驕りを誘発することもあります。人それぞれの価値観に合わせてやる気がでるよう育てることが一番なのでしょう。
面白いもので、経営者とお話をしなくても、組織の末端にいる社員と接しているとその会社の姿勢がわかります。社員は経営者の行動をマネするという原則があるからです。社員は経営者と以下のように繋がっているのです。
社員の行動←幹部の行動←役員の行動←経営者の行動
なので、「社員がやたら元気で明るい」ということなら問題はありませんが、
もし、「社員が外注先に横柄な態度を取っていた」なんてことがあると、経営者は真っ先に自分の行動を見直す必要があります。社外の方たちから見た自社の社員の評価は、経営者自らの評価と以下のように繋がっているのです。
社員の評価→幹部の評価→役員の評価→経営者の評価
自分が成功して偉くなったと思うほど、相手を見下す態度になってしまいがちです。
「下足番や仲居さんにも人気のある政治家は出世するのだよ」とあるお客様に教えてもらいました。誰に対しても裏表なくお付き合いができるということなのだと思います。
社員が人から好かれ、元気で仕事をしていってもらいたいと望むなら、経営者が人から好かれ、元気に仕事をする姿勢が必要です。
正しいお手本を常に見せてあげてください。