« 2007年12月 | メイン | 2008年04月 »

2008年02月 アーカイブ

2008年02月18日

人間に与えられた使命

地球儀を逆さにしてみました

 先日銀色の地球儀を買いました。この地球儀は地軸で固定されていないため、
バスケットボールのように手のひらでクルクルと回すことができます。逆さま
にして南極を上にしたりすると今まで見たことのないような地球儀に変身し
てとても楽しいです。

日本の太平洋側は何も隔てるものがなく、とても開放感があります。でも、
前に何もないのでいつも吹きさらしで寒そうにも見えます。
くるっと手のひらで回してアジア大陸から日本を眺めてみます。朝鮮半島は
中国と日本に挟まれていて、太平洋に出ようとすると、北海道を北上するか九
州を南下するしかありません。日本が壁となって守られていますが、少し窮屈
そうです。

今度はアメリカ大陸から日本を眺めます。日本はアジア大陸を支える支点の
ようです。日本の壁を越えないと中国は見えません。アジアの中で日本がアメ
リカに一番近い国であることを実感します。

良くするため

 地球儀を眺めることは、人を神の境地に引き入れると聞きました。
宇宙は地球をなぜ生みだしたのか。地球は何のために生きているのか。そし
て、太陽に吸い込まれ滅亡するまでどのようにして地球は生きるのか。
地球は宇宙を少しでも良くするために生まれてきたのだと思います。地球は
宇宙を良くするために、毎日自転・公転し、天地と海に生物を生み出します。
そして、楽しそうでも辛そうでもなく、滅亡する日まで毎日を繰り返し続けます。
人間は地球を少しでも良くするために生まれてきたのだと思います。そして、
その実現のため他者の役に立つことをして、死ぬまで毎日を楽しく過ごすこと
が人間に与えられた使命だと思います。

事業経営も同じことが言えます。

 事業は人間が社会を少しでも良くするために生み出したもので、その実現の
ためにモノを造ったりサービスを提供したりします。モノを造ること自体が事
業ではなくて、モノ造りを通して人間社会に貢献することが事業なのです。事
業の根本にこの想いがないと、売るためのテクニックやノウハウだけに焦点が
合い、利益という成果でしか事業が評価されなくなります。遅かれ早かれその
ような事業は自然に衰退します。なぜなら人間に与えられた使命とは異なって
いるからです。

聴くことが大事です

 社内のベクトルがどうも一致せず、自分の言うことを社員が聴いてくれない
という経営者は、話すことを少なくし聴くことを多くすることが必要です。社
員の価値観は様々であることを理解したうえで、経営者の想いや志をそれぞれ
の社員が持っている価値観の上においてもらえるか問うべきです。経営者の価
値観や行動に違和感を覚えた社員は必然的に離れ、共感した社員は調和します。
社員と共に人間社会に貢献するという使命と行動が一致すれば、ベクトルは自
然に調和します。

 悲しいことですが、事業経営では社会に貢献する目的で社員が調和し行動し
ても一向に利益が上がらないこともあります。目的は明確ですがその手段が良
くない場合です。時代とお客様のニーズに合っていないものは思い切って切り
捨てる勇気が必要です。自分では良いものができたと感じたものは往々にして
自己満足に過ぎず、他者からは受け入れられないものです。
事業経営は、変えてはならない確固とした信念の上に、状況によってすばやく
手段を変革する柔軟性を兼ね備えねばなりません。そのためには、大きな耳
をもち自分の盲点にきづくことが大事です。

孔子曰く、

良薬は口に苦けれども病に利あり

苦言は耳に痛けれども行いに利あり

肝に銘じたいものです。